フレンチラベンダーの育て方

《フレンチラベンダーの育て方》

 

・フレンチラベンダーとは

フレンチ系ラベンダーは別名ストエカスラベンダーと呼ばれています。

ウサギの耳のような形の花を咲かせるのが特徴です。全体的に育てやすく夏越しも比較的しやすいとされていて初心者でも育てやすいラベンダーです。

 

・気になる育て方は

研究所で育てているフレンチラベンダーから総合的、月ごとにどう育てたらいいかをまとめていきます。

 

3月の育て方

上旬はまだ日中10℃前後と寒さが厳しいので成長はあまり見られない。

下旬にかけて気温も上昇してきて15℃以上の日が続くようになると蕾がちらほらでき始める。

例:アボンビュー

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また下旬くらいからホームセンターや花屋にラベンダーの苗が売り始めるので新しい苗が欲しい方はチェックしましょう。

暖かくなる前に早く購入して早く植えた分だけ成長が見込めます。苗を選ぶポイントはなるべくまっすぐ伸びてしっかりした苗、青々とした苗を選びましょう。

てるポイント:3月は特に無く、土がカラカラに乾いたら水をあげる、地植えして2年目くらいならほとんど水をあげなくてもいいと思います。

 

4月の育て方

上旬はまだ3月の寒さを少し引き継いでいるが日中の気温が上昇し始めるため新芽が伸び始める。

蕾の数もだんだん増えてくる。

下旬は4分の1程度花を咲かせて鮮やかになってくる。

例:アボンビュー

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育てるポイント:花が咲いていてもったいないがしばらく楽しむ。少し花穂が枯れてきたら(花後)花のすぐ下のわき芽のすぐ上でカットしていく。どんどん新しい蕾に栄養を送る感じでカットしていきましょう。またストエカス系のラベンダーは枝が混んできたら随時枝すかしをしていいそうです。

※ラベンダーは高温多湿に弱いので枝が混んできたら風通しを良くする為に枝すかしが必要になります。(要は中の方まで風が当たるようにしてムレを防止することが重要なのです。)

水は土が乾いたら水をあげる。地植えして2年目くらいならほとんど水をあげなくてもいいと思います。

ちなみに4月の水やり回数は3回でした。

基本的に朝水やりするのがいいと思います

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5月の育て方

気温は最高で26度くらいまで上昇してくる為成長が早くなってくる時期です。

花もフレンチ系は満開になって2年目以降の株は咲き乱れている時期ですね。

例:アボンビュー

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育てるポイント:花後になったら株の疲労を防ぐために花のすぐ下の脇芽の上でカットしていくことです。我が研究所では花が咲いて花のポツポツの部分が茶色になってきてポロポロ落ち始めたら花後とよんでいます。

※普通に花後という言葉を調べると《花が終わって間もない時期》と出てきます。

私みたいに応用の効かない人間にはそれをラベンダーの花後に置き換えるのが困難です。

こういう方は他にもいるのではないかと思い我が研究所なりの基準を決めさせていただきましたので参考にしていただければと思います。

下旬は6月の梅雨に向けての対策が必要になってきます。多湿に十分注意が必要です。

枝が混んでモリッとしていたら積極的に枝すかしを行うといいでしょう。

また、雨による泥はねで葉が弱らないように注意してください。

《まだ検証中ですが根元に石を敷き詰めて泥はね対策をしてみました。これはまだ検証中なので真似はしない方がいいかも。》

結果は梅雨後に追記するとしよう。

追記:泥はね対策の結果がでました。↓↓

泥はね対策の結果

水やりは土が乾いたらあげるようにしましょう。地植えして2年目以降はほとんどあげなくていいでしょう。

また下旬の日中は気温が30℃を超えてきますので研究所では葉に水がかからないように株元にたっぷりあげています。

基本は朝あげましょう。

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6月の育て方

ほとんどのストエカス系のラベンダーは咲き終わっている頃かと思います。

そして本格的な梅雨に!

ラベンダーにとって一年のうちで一番危険な季節(6月~8月)です。

株上げして鉢に植え替えてあげれば問題なくこの時期を乗り越えられますが私は鉢全体がアリの巣になるのが嫌ですし、鉢にするといちいち水やりをしないといけません。面倒くさがりな私には向いていないのでwwこのまま地植えでいくことに。

さて、初旬はまだ梅雨にはなっていませんので今のうちに梅雨対策を。

例:アボンビュー

↑ラベンダー研究所では2年目のフレンチラベンダーは花が終わったら上の写真の様にバッサリと剪定することをオススメしています。

育てるポイント:日本の梅雨を越すには株の体力と風通しが必要だと私は思っています。このぐらい思いっきり剪定してあげましょう。そうすれば花を咲かせ疲れきっていたラベンダーに体力が戻ります。と同時に風通しが良くなります。特に梅雨が始まる前に剪定することをお勧めします。

中旬からは本格的に梅雨に入るのであとは梅雨が明けるまで祈るのみ。

あと出来る事といえば株元から細い枝が出てきたら枝元からカットすることです。

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7月の育て方

本格的な梅雨、そして夏の到来!

ラベンダーにとって危険な時期でもあります。

例:アボンビュー

花後の剪定から1ヶ月経つと新芽が生えてきます。

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育てるポイント:とにかく7月は何もしてはいけません、することがあるとするなら<見守る>です。水やりは梅雨があけるまではあげなくていいです。じっと我慢です。雑草はとりましょう。
 

8月の育て方

まだまだ続く猛暑日。

8月もラベンダーにとって危険な時期になります。

例:アボンビュー

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育てるポイント:7月同様基本的に何もしないようにしましょう。周りの雑草が生い茂っていたら抜いて風通しをよくするといいでしょう。また水やりは土がカラカラに乾いたらあげましょう。
 

9月の育て方

朝は涼しく、日中は暑い。

例:アボンビュー

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育てるポイント:前半は30°を超える日もあり、後半は少し涼しくなってきてそろそろ植え替えなどをしたくなる時期になりますが、グッと我慢して植え替えなどは10月に行いましょう。では9月は何をするべきか、土づくりです。植え替えたい場所の土を耕したり弱アルカリ性を好みますので少し石灰をすきこんでラベンダー好みの土を作っておきましょう。
 
また下旬くらいになったら新しい苗を購入するなどして今のうちに育てておけば来年の春に花が楽しめると思います。ただこの時期にラベンダーは花屋にもホームセンターにもなかなか売っていないのでネットで購入するといいでしょう、少し値が高くなりますが来年花が多く楽しめると思えば安いもんです。
 
 
 

10月~2月の育て方

さて、本格的な冬へ突入していきます。

ここでラベンダー研究所独自に研究していて気付いたことが!!

よく本やネットなどを調べると冬前に剪定をすると書いてあったりします。私もそうなのかぁ~と今までこの時期に剪定することが多かったのですが、剪定した後に枯れることが多かったようにも思えます。下の写真はアボンビューで上から11月、12月、1月の写真なのですが青々さ加減が衰えていないのが分かりますでしょうか?では、このアボンビューの剪定はいつしたか?さかのぼって見ると分かりますが6月の梅雨が始まる前です。私は最近このタイミングがベストなんじゃないかと思い始めています。よかったら参考にしてみてください。
例アボンビュー11月↓

例アボンビュー12月↓

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例アボンビュー1月

育てるポイント:遅くても11月末くらいには越冬対策を済ませるといいでしょう。予算(お小遣い)の関係上中々私はできていませんが。。具体的な対策は二つ。一つはバークチップを敷く、もう一つは腐葉土を敷く。私は後者の方がいいかなと思います。腐葉土なら春になったらそのまま土にすき込んでいけばいいからです。あとは何もしません。ただここで一つ注意が必要です。冬は特に雨が少ないので1週間以上晴れが続いて土がカラカラになっていたら水やりをしましょう。
ここでラベンダー小話を一つ。
皆さんは疑問に思いませんか?北海道のラベンダーってどうやって冬越えするの?って。
実は雪がラベンダーを覆うくらい降る所はそのまま何もしないみたいです。雪が寒さから守ってくれるらしい。
勉強になりますね(^^♪
 
さぁ、一年を通してフレンチラベンダーの育て方を書いてみましたが、正直まだまだ研究しなくてはと思っています。私が書いた育て方が絶対に正しいという事ではないのであくまで参考にしてみてください。また、疑問を一つ一つ解決してラベンダーマスターを目指していきたいと思います。
 
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