ラバンディン系ラベンダー
《ボゴング》
・ラバンディン系ラベンダーとは
イングリッシュラベンダーとスパイクラベンダーとの自然交配や人工交配によって生まれた品種です。
・《ボゴング》の概要
科名:シソ科
学名:Lavandula×intermedia‘Bogong’
原産はヨーロッパ。
開花時には草丈100cmほどになる大型種で開花は6月〜9月。
花茎は40cmほどになります。
ドライフラワーや ラベンダースティックなどに最適です。
耐暑性もあり、耐寒性は約-10℃くらい
初心者でも育てやすいラベンダーです。
育てるポイントとしては
1年目は剪定は不要でとにかく株を大きく育てる
2年目で少し花穂がつくらしい。2年目以降は枝すかしや花後の花穂のカットくらいでいいみたいです。
ラベンダー全般的に剪定や枝すかしなどをすることにより株の疲労や老化を防ぎ活性化させることが大事になってきます。
・ラバンディン系ラベンダーの剪定について研究中
ラバンディン系ラベンダーの花後のカットについて研究しています。
具体的に何をどうするかと言うと、同じボゴングを3株使って花後のカットする位置を変えてその後、それぞれの株にどう変化があるのかという研究です。
なぜこのようなことを研究しているかというと自生しているラバンディン系ラベンダーは誰も剪定なんてしませんよね。ということはそもそも剪定なんてしなくていいのでは?と思ったからです。
ちょうどボゴングは5株あったので研究することにしました。
A株:一般的な剪定方法
B株:花茎の真ん中あたりで剪定
C株:剪定しないで放置
・ボゴング9月の様子
9月上旬

↑A株。
一般的な剪定だけに変化は無し、花後の疲れを回復していることでしょう。

↑B株。
わき芽から伸びて花が若干咲いています。概要の開花時期を修正しました。
特に枯れるなどの症状は見られません。

↑C株。
こちらもB株同様まだ少し咲いています。
花は枯れてきましたが茎はまだ緑色のままです。
9月中旬

↑A株。
台風直撃です。かなり横たわってしまいました。

↑A株続き。
なんとか立て直しに成功、しかし根がかなり張っていて少し切れてしまったのが心配です。
意外と深くまで伸びていました。

↑B株。
こちらも横たわってしまいました。

↑B株続き。
なんとか立て直しました。こちらも少し根が切れてしまった。

↑C株。
こちらもひどい有様です。

↑C株続き。
C株は根が凄すぎて少ししか立て直せませんでした。研究がうまくいくか心配です。
9月下旬

↑A株。
やはり根を少し切ってしまったので一部が枯れてきました。
このまま全部枯れないことを願いましょう。
最悪の場合もう2株あり、その2株もA株と同じ剪定をしているのでそちらで対応しよう。

↑B株。
なんとか大丈夫そうですね。
枯れるのは免れそうです。よかった。

↑C株。
こちらも一部が枯れてしまいました。全部枯れないことを祈りましょう。
少し変化が見られます。茎の部分が茶色く枯れてきましたね。
今後が楽しみです。
・9月の育て方まとめ
台風直撃でヒヤヒヤしますが今月はなんとか持ちこたえました。
9月の育て方としてはまだまだ暑い日が続いているので植え替えなどは10月まで待ちましょう。
今のうちに植え替えるところの土づくりなどの準備をしておくといいかもしれません。
水やりは土が十分に乾いたらあげましょう。
コメント